観る | セピック川の旅行のクチコミ

このエントリーをはてなブックマークに追加
  • 投稿者:numa
  • 2012-09-18 08:34

セピック川 - セピックをカヌーで その3

とはいえ3日目くらいになると、それほど過敏ではなくなってくる。なるようになるさ、という気持ちが強くなり、蚊の音が聞こえてもあまり気にならない。そもそも蚊は習性上、岸辺や陸地のぬかるみには多いものの、水上にはいない。活動が活発なのも日没後と明け方の正味4時間くらい。人間はこうやって環境へ瞬時に適応し、生態系の頂点に上り詰めたわけだ・・・なんて、原始の森と川をさ迷うと人間の思考は進化論へと傾倒しがちなようだ。これはこれで面白い。

さて、受け入れてくれた村の人たちはみんな親切で奥ゆかしく、はにかみ屋が多い。自宅へ招いてくれたり、一緒にバレーボールをしたり、極楽鳥を観察しに森へ連れて行ってくれたりと、まさに「世界ウルルン滞在記」の世界だ。それにしても大きな一つの家で、血縁関係のある30人もの家族が暮らしている様子には驚いた。壁や間仕切りもないのでプライベート感覚はゼロ。興味本位で聞いてみると、性行為はもっぱらジャングルの中らしい(笑)。

4日目、旅の最後にようやくアンゴラ厶という町へ。とはいえ村に毛が生えた程度の、騒音がほとんど聞こえない穏やかな町だ。ロッジのような宿泊施設でひさしぶりにビールを飲み、蚊の襲撃に悩まされることなくゆったりと睡眠をとる。手漕ぎの舟で魚を釣り、ジャングルの一部を開拓して原始的な農業を営む。精霊を信仰し、巨大な神殿でイニシエーションが行われる・・・何だか縄文時代が保存されたようなセピックの光景。僕はアマゾンも旅をしたことがあるが、人々の操る小舟の多くにはヤマハのエンジンがついていたし、流域の町には国際空港や、外資系企業の工場などもあった。やはりセピックは、地上に残された、もはや数少ない「地球の揺りかご」なのだと実感した。

地図を拡大する

コメント(0)

コメントはまだありません


コメントするには、ログインしてください。

ログイン

パスワードを忘れた方はこちら

パプアニューギニア・ファンに登録して、
あなたの知っているパプアニューギニアの
クチコミを投稿しませんか?

会員登録(無料)

パプアニューギニア・ファンについて

パプアニューギニアへのツアー

もっと見る≫

今のポートモレスビー

天気
だいたい曇
気温:31℃
湿度:66%
現地時間
冬でもSUP!Jeep®オーナーの藤村育三さんが企画する本物のアドベンチャートリップ

ページの先頭へ