観る | セピック川の旅行のクチコミ

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  • 投稿者:numa
  • 2012-08-14 22:58

セピック川 - セピック・スピリット その③

ヴィレッジ訪問は、そのうちマンネリ化してくるのも事実。行きたくないときは参加せずに船で自由に過ごしていればよく、実際に高温多湿が苦手という高齢の参加者はバーで冷たいビールを飲んで読書をしている。それも優雅な旅のスタイルでなかなか素敵に思える。

この地方の精霊信仰を象徴するハウスタンバランという巨大な家をいくつも案内してもらった。部外者は絶対に立ち入り禁止だが、観光客だけはなぜか許される。後日ポートモレスビーでお話ししたPNGジャパンのスタッフによれば「彼らは外国人のことを人間と思っていなくて、宇宙人と思っているからですよ(笑)」とのこと。パプアは奥が深い。

そのハウスタンバランは2階建てになっていて、村人でも入ることが許されているのは男のみ。1階にはマスクや楽器が無造作に置かれ、一本一本の柱に精巧なアートが施されている。それはヤムイモだったり、ワニだったりと様々。このスペースは普段から男たちが集まり、世間話から村の政治まで、コミュニケーションのようだ。2階は 何もない広々とした屋根裏部屋といった趣き。ただし彼らのイニシエーション、いいかえれば成人通過儀礼はここで行われるという。先端を尖らせた竹で背中から肩をワニの皮膚のようにえぐり、体中は血まみれ、あまりの激痛に放心状態となるという。途中で逃出したりすれば、決してコミュニティの一員にはなれないそうだ。イニシエーションの後数ヶ月から1年以上、少年たちはハウスタンバランで過ごし、村の歴史や掟、精霊信仰、漁の方法などを学び、一人前の大人になるそうだ。このジャングルで生きるには、それくらいの厳しさが必要などだろう。

残念ながらこのイニシエーションの様子を見ることはできなかったが、傷跡が突起した彼らの背中を見せてもらううちに、環境が決定づける人間の多様な思考について深く考えさせられた。ていうか、先進国に生まれて良かった・・・竹で体中を傷つけられ血まみれで失神すると大人と認められるなんて、僕には耐えられそうにありません。

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